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監獄は革命家の唯一の学校である(確かレーニン)

 想像力の欠如した人々というのは唖然とするほど多く、私なんかもうすっかり大衆蔑視のファシストになってしまっているのだが、これを読んでいる中にも少なからず、私が”好きで”入獄しているんだと勘違いしている者があろう。
 そんなわけないじゃないか。
 今回の投獄について、当然のことながら私は腹わた煮えくりかえっている。
 といってこのかん示してきた一種余裕シャクシャクの私の振るまいが、強がり、ポーズというわけでもない。
 前回の投獄は、真に地獄であった。わが国の革命運動史上、私ほど過酷な監獄体験を持った者はいない。
 常人なら自殺か発狂の確実なあの二年間に、連作短歌「百回休み」なんてシロモノを生み出す私は冥土のニーチェも泣いて喜ぶ超人なのだ。
 超人だし性分なのでついふざけたり茶化したりしてしまうが、獄中生活というのは本当にツラい。
 しかし今回に関してはそれも計算のうちと云えなくもない。
 都知事選の成功に浮かれ、これじゃ如何よなあと自分でもうすうす感じていたのだ。またいきなり一、二ヶ月位不当に拘束されたりすれば、つい浮かれちゃってまぎらしてしまいがちだった「国家権力への激しい怒り」をはっきりと思い出して、気合いを入れ直せるんだけどなあ、などと都合のいいことを妄想してたら、鹿児島のバカ警察め、まんまと逮捕しやがった。
 おかげで早くもすっかり革命精神の再注入に成功し、日本政府の寿命はさらに縮まったというわけだ。ざまあみろ。

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コメント (2)

純度の高い激しい怒りを注入するには
監獄に入るくらいしかないわけですね。

正気に戻りつつある 甘ったれた精神は
また「狂気」に還る。

ただ戦うべき相手が 警察なのか、
それは今まだ僕にはわかりません。

「秋葉デモ」で以外に 頼もしかった警察に
骨を抜かれたか。

julie:

連中は本当に困っている人は助けてくれないし、
市民の安全なんて守ってない、
ここで、「例外もいる」だの「そんなことはない」という議論はやめましょう。

彼らは大衆の目を欺くパフォーマンスの天才か?
いいえ、私は何故多くの人々がいまだ奴らの制服にだまされているのかが不思議です。

悪の旭日章にみんな目を奪われ、
奴らの行動なんて誰も見ていない。
見ても、その異常さに気がつかない。

彼らは正義の「強い者の見方」です。
なぜなら、この国では強い者(多数派)が正義なのだから。

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2007年07月04日 00:27に投稿されたエントリーのページです。

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