下記のコンテンツ一覧のうち、1と2はすでに「note」で有料公開されています。
4はダイジェスト版が単行本『全共闘以後』に収録されています。

劇団どくんご2014年福岡公演“終演後の打ち上げ”実況

我々団・党員座談会「現代美術シーンという“原子力ムラ”」

『全共闘以後』


『人民の敵』第3号
2014.12.1発行)

内容
収録日
収録場所
400字詰原稿用紙換算
劇団どくんご福岡公演2日目の終演後の打ち上げ
2014.11.09
福岡
約69枚
〈座談会〉山本桜子東野大地
2014.11.18
福岡
約79枚
〈インタビュー〉宮沢直人
2013.07.24
札幌
約71枚
〈未発表原稿〉単行本用『全共闘以後』序章
-
-
約49枚

各コンテンツの内容と冒頭部分
(もともと一般公開を前提としていない内容で、コンテンツによってはサシサワリある発言も多く、3段組レイアウトの冒頭1段のみ掲載します)
(各コンテンツのタイトル部分をクリックすると、全体の約10分の1の“抜粋”を読めます)


コンテンツ1 劇団どくんご福岡公演2日目の終演後の打ち上げ

 「劇団どくんご」にかぎらず、テント芝居では普通、公演終了のたびにそのままその場で役者・スタッフとその日の観客とで“打ち上げ”に突入する。外山が現地スタッフ代表を務める2014年の「どくんご」福岡公演2日目の打ち上げで、外山はテープレコーダー持参であちこちにできた人の輪を渡り歩いてみた。地方都市で何かやろうと志す者にとって、ある意味、芝居そのものよりも重要な“打ち上げ”の様子を誌上で再現し、こういうのも含めて“テント芝居”なのだということを伝えようとする試み。


コンテンツ2 〈座談会〉with 山本桜子・東野大地

 山本・東野は「九州ファシスト党〈我々団〉」の党員であり、とくに芸術部門の優秀なスタッフである。2人の最近の活動について訊くうち、話題は次第に近年猖獗を極める“地域アート”への徹底批判へ。2人は現代美術家で某芸大教授のN氏がその“元締め”だと指摘し、自製の怪しげな人脈相関図(安倍首相夫人とかも絡んでくる)を示して熱弁をふるう。


コンテンツ3 〈インタビュー〉with 宮沢直人

 88年に半年間ほど爆発的に隆盛した“第1次反原発ムーブメント”の最左派部分を担い、北海道最初の原発である泊原発の運転開始阻止闘争の先頭に立った若者グループが「札幌ほっけの会」であり、そのメンバー中、1人だけ当時すでに30代だったが誰よりも“子ども”だと見なされていたのが、事実上リーダー格だった宮沢直人である。88年の闘争を振り返ってもらう……つもりで始めたインタビューだが、テープレコーダーの不調で、「ほっけの会」結成に至る宮沢の半生記がメインの内容となった。70年代末〜80年代初頭にかけての、札幌の高校生運動や福島大学での学生運動に関する貴重な証言である。


コンテンツ4 〈未発表原稿〉単行本用『全共闘以後』序章

 あちこちでさんざん主張しているように、全共闘運動が失速した70年代以降も、現在に至るまで、その時その時の若い世代を中心としたラジカルな反体制運動の波はほぼ10年サイクルで高揚と停滞を繰り返している。ただその“通史”が存在しないために、それらはせいぜい“点”でしか記憶されず、まるでそんなサイクルなど存在しないかのような誤った認識が一般化してしまっているのだ。そうだ私が通史を書けばいいんだ、ということで書き始めたはいいがなかなか書き進んでいない原稿の、70年代後半の記述から始まる予定の“本論”の前置き的な“序章”部分を掲載した。