『人民の敵』第3号(2014.12.1発行)


コンテンツ1
劇団どくんご福岡公演2日目の終演後の打ち上げ
〈正規版“購読”検討用・抜粋〉


ボギー じゃあ、ぼくはそろそろ……。
外山 ええ、またどこかで……あ、劇団の人とは話しました?
ボギー いや、話してないですね。
外山 じゃあちょっと紹介しておきましょう。どいのさーん。
どいの(劇団員) はいはい。何?
外山 前から話してたボギーさんです。こちらは「どくんご」の演出家のどいのさん。
どいの はじめまして。
ボギー こちらこそ。初めてでしたけど、とても面白かったです。ぼくら音楽関係、バンド関係の人たちには、演劇というジャンルは縁遠くて……。
どいの そうでしょうねえ。
ボギー だけど観てみると、リズムがすごくいいですね。
どいの ありがとうございます。
外山 音楽系の人にももっと観てほしいんだけど。
ボギー そうですね。
どいの いやあ、音楽の人は……芝居は観ないよ(笑)。面白くないもん(笑)。
外山 どいのさんもあまり芝居は好きじゃないから(笑)。
どいの うん。
ボギー そうなんですか? 「どくんご」は……お芝居じゃないんですか?
どいの いや、一応“芝居”をやってるんですけど、観る方はあんまり……ハズレも多いですからね(笑)。付き合いで仕方なく観ることはあるし、あと、“この人がやるんなら”ってことでピックアップして観に行くことはありますけど、そもそも全然“演劇好き”ではないです。
ボギー 今日のは、あまり意味のないシーンが連続していくっていうのが良かったです。意味を押し付けられるようなものが苦手なんで、そういうところがなくて面白く観られました。
外山 でも昔ながらのテント芝居にはむしろそういう、“意味満載”なのが多かったんですよ。
どいの “意味”に一番重きをおいて、それで観せちゃえっていうね。意味的な濃度をどんどん濃くしていくような、テント芝居ってのはわりかしそういう方向が強いものなんだけど、まあ、おれたちはちょっとそういうのは……もうお腹いっぱいですっていうか(笑)。
ボギー 今日は最初から観てましたけど、「どくんご」の場合は仮に途中から観ても面白いんじゃないかと思います。
どいの 子供とかは意味を追えないから、表層をなぞっていくような観かたをするものだし、だから子供にも結構ウケるんですよ。
ボギー ウチの子も連れてくればよかった。
どいの 次回はお子さん連れでよろしくお願いします(笑)。
外山 再来年、ぜひ。
ボギー ええ、また来ます。……それではこのへんで。ありがとうございました。
どいの ありがとうございます。


外山 残念ながら来年はツアーがなく、再来年からまた再開するんだけど……。
男性C でもそれだけじっくり時間をかけて次の芝居を作るってことだろうから、期待できる。
外山 ますます濃密なものになるでしょう。
男性C そもそも福岡は毎回ツアー終盤だから、だいぶ熟成された舞台になってるんだけど。
外山 いや、「どくんご」の場合、ゴールデン・ウィークの頃にツアーが始まるけど、その最初の公演の段階でかなり完成してるよ。まあそれでも毎回毎回、反省会をやって少しずつ変わってはいくけど。
男性C 小倉公演がツアーの序盤でしょ。両方で観るとだいぶ印象が違う。
外山 たしかにテンポも良くなってるかもしれない。ちょっとスムースじゃなかったところとか、改良の努力はツアー中ずっと続いてるし。
男性C 1年やってれば、どんどんこなれていくだろうな。
五月(劇団員) こなれてくだけじゃなくて、一方では飽きてくるんですよ。鮮度が落ちていくっていうか。
外山 どうやって飽きないかってことも試み続けてるよね。
五月 やってる私たち自身が飽きてくると、面白かったはずのシーンも面白くなくなってくるんです。
佐野 そうなんだ。
男性C 余裕が出てきたぐらいの段階が、一番危険ですよね。
五月 スタートの時期にはうまくいってたはずのシーンの方が難しくなるんですよ。
佐野 なるほど。
五月 そういうシーンは苦労をしてないから、最初からスッとうまくできてるぶん、うまくいくための方法を自覚できてなくて、いったんうまくいかなくなると、以前はどうやってうまくいってたのか分からなくなる。逆に、苦労して苦労して、ツアー前半では全然うまくできずに困ってたようなシーンは、ツアー中にも重点的に稽古を繰り返したりして、できあがってくるともう崩れない。
男性C それはすごく勉強になる話だ。


五月 ところで「どくんご」が云うのもナンですけど、「ぐにゃり」ってどうして「ぐにゃり」って名前にしたんですか?
外山 どの口が云うか、と(笑)。
谷岡(劇団「ぐにゃり」主宰) 現実をグニャッと歪めたいっていうことで「ぐにゃり」なんです。
外山 ほら、ちゃんと由来があるんですよ(笑)。
谷岡 そうやって歪めた結果、また現実に対する違った見え方が可能になってくるんじゃないかと。
五月 なるほど。
谷岡 ちなみに「どくんご」は何で「どくんご」なんですか?
外山 ほら、返ってくる(笑)。
五月 「どくんご」はただ語感、語呂なんです。
外山 あちこちで訊かれるらしくて、だんだんメンドくさくなってウソ云い始めたりしてるんですよ。もともと埼玉の劇団なんだけど、「埼玉の方言で“いたずらっ子”って意味なんですよ」とか、そういう、もっともらしいウソを(笑)。
谷岡 “マタンゴ”とかに似てますね(笑)。
外山 もしかしたら本当は中二病的な、恥ずかしい、青臭い由来があって、隠してるんじゃないかとも疑ってる(笑)。
谷岡 昔飼ってた犬の名前とか。
外山 だとしたら今度はどうして犬にそんな名前をつけたのか訊きたくなるよ(笑)。


外山 テント芝居は学生時代以来ですか?
男性D うーん……というか、学生時代にも、打ち上げに潜入したことはあるんです。「魚人……帝国」だったかな?
外山 あ、「魚人帝国」の最後のツアーの福岡公演の受け入れも、実はぼくなんです(笑)。
男性D そうなんですか。あそこはなんか、車でテントに突っ込んだり、水びたしにしたり、とにかく派手で。ぼくらのサークルのボックスと彼らのボックスが近くて、夜な夜なすごい声で練習してるのが聞こえてきて、ヒーッて思ってた(笑)。
外山 アングラ方面の人たちの奇声が(笑)。
女性D ちょっと近づくには勇気が要りましたね。
男性D 2回目の公演に時に、なぜか打ち上げに潜入して、「いやー今日はお疲れさまでしたー」とか云って(笑)。
外山 それが今やもう、ツアーをやってるテント劇団はココしか残ってないからねえ。
男性D そうなんですか。
外山 「魚人帝国」は99年のツアーで最後だし、もう1コあったところ(「風狂フーガ」)もたしか03年のツアーが最後。
男性D ところでそのテープレコーダーは……。
外山 毎月4つの対談や座談会をテープ起こしして冊子を作ってるんだけど、そうそうネタもないから、“テント芝居の打ち上げの様子”もコンテンツにしようかと思って。
男性D もっとオシャレなことを話すべきだったな(笑)。
外山 アングラとか、そういうんじゃなく(笑)。
男性D やっぱり京都と云えばあそこのパフェがさあ。
外山 吉田寮に住んでたって云っちゃった時点でもう手遅れでしょう(笑)。
男性D 吉田寮って結構すごい空間で、しかも普通はなかなか一般の人は立ち入れないと思うじゃないですか。だけど実は垣根も低くて……。
外山 そうそう。吉田寮が保ってるのは、京大生だけのものではなくなってるからだと思うんですよ。東大の駒場寮も似たような空間だったけど、外に向かっては開かれてなくて、キャンパスの中の存在でしかなかった。10数年前に、潰されるって時になって慌てて学外との連携を模索してたけど、それじゃあやっぱりダメですよ。だけど京大吉田寮や西部講堂を潰すってことになったら、困るのは京大生だけじゃないからね。学外の劇団からバンドから政治党派から、みんな騒ぎ始めるから絶対メンドくさいことになる(笑)。
男性D 学外のオーケストラとかも練習してるからね。あそこがなくなったらみんな困る。


外山 そういえば今日は「西南学院大学アナキズム研究会」の方々が……。
女性D そんなのがあるんですか!?
外山 メンバー全員で来てますよ。
2B(劇団員) 3人ぐらい?(笑)
外山 2人(笑)。
男性D 西南に「アナキズム研究会」があるんだ。
2B 一昨年ぐらいに外山さんがあちこちでトークライブやって学生たちに吹っかけてた。「1人しかいなくてもいいから“アナキズム研究会”を名乗りなさい」って(笑)。
外山 うん。つまり“実体”なんかなくていいし、アナキストでなくてすらいいから(笑)、学生は「ナニナニ大学アナキズム研究会」ってアカウントを立ち上げろってツイッターで呼びかけたの。そしたら今もう全国40大学ぐらいに「アナキズム研究会」がある“かのよう”だよ(笑)。
女性D すごーい(笑)。
外山 不穏な空気を、空気だけでいいから醸成せよ、と。でも実際に名乗ってみると、例えば西南大の彼の場合はもともと学生運動みたいなことをやりたかった人ではあるんだけど、「西南大アナキズム研究会」のアカウントを立ち上げたら連絡してきた学友がいて、1人だったのが2人になったんだ。
女性D ほー。
外山 “実体”ができてしまった(笑)。
男性D すげー(笑)。
外山 西南の彼は実際にヤル気がある人だから、福岡の他の九大や福大にも「アナキズム研究会」を名乗る奴が現れると、積極的に連絡をとったりしてて、“ウソから出たマコト”みたいにほんとに“実体”ができ始めてしまうんですよ。
2B で、集まってまず「アナキズムって何だろう」って(笑)。
外山 うん。“研究会”なんだからそれでいいんです(笑)。
根本(劇団員) 昨日は九大生も1人、「どくんご」を観にきてて……。
外山 さっそくオルグしてたよね。
男性D “オルグ”って(笑)。
外山 美少年の九大生。
2B 帰国子女でね。
外山 福岡アナキズム学生集団の“広告塔”として使える! と思ったのかもしれない(笑)。
2B 使えるねえ(笑)。
外山 だけどやっぱりちょっとヘンな青年だったよね。唐突にインド国歌を熱唱し始めたりして(笑)。
2B 帰国子女なんだけど、欧米先進国とかではなくて……。
外山 インド、マレーシア、チェコって云ってた。
2B チェコ、いいね。
根本 いいよ。
2B 東側だし。
外山 “チェコ帰りのアナキスト学生”はカッコいいかも(笑)。
2B ズルい(笑)。
外山 西南大アナキズム研究会の“議長”はまだ未成年かもしれない。今年20歳のはずだけど、誕生日が来てるのかどうか。よく一緒に飲み歩いたりしてるんだけどね。行った先でマスターに「年齢を聞いてはいけません」と云ってる(笑)。ほんとはぼくも注意しなきゃいけないんだけど、最近の若者はキレたら怖いって聞くからさ(笑)。


根本 ビラの書き出しは控えめだね。「最近、大学がどーにもマズいことになってるような気がします」って(笑)。
ムッツリーニ(西南大アナキズム研究会・議長) ぜひ注目していただきたいのは、“アリガチな学生運動”ってすぐ当局批判をやるじゃないですか。だけどぼくらは学生批判から入ってるんです。当局批判は控えめにして、まずそもそも学生に「オマエら意識が低すぎるんじゃないのか」と。
男性D そうかあ……。だけどそのうち総長団交とかやるんだったら、西南大らしく英語でやってほしいね(笑)。
根本 ぼくは団交の席で芝居をやったことがありますよ(笑)。
男性D おれらの時は誰か、たぶん吉田寮生だろうね、団交の場でサンマ焼いてて、それ食って酒飲みながら野次ってたよ(笑)。サンマおいしかったな。「二重登録の廃止は許さん」とか云ってた。
根本 ぼくも二重登録のおかげで卒業できた。
女性D よかったねえ(笑)。
外山 何ですか、二重登録って?
根本 同じコマの講義に2つも3つも登録できるんですよ。単位がそれだけ取れる。
女性D 制度的にはメチャクチャなんですけどね(笑)。
男性D 登録し放題なんです。
根本 1年間で百単位とか取れる。
外山 ん? まだよく分からない。
女性D つまり例えば“月曜3限”の講義を何コも……。
男性D 5コマぐらい取れる(笑)。
外山 あ、なるほど。本来は同時に受けられるはずのない講義を……。
根本 最終的なテストの時間さえカブってなければっていうか、一方はテストで他はレポート提出でよかったりすれば、どの単位も取れる。
外山 理解しました。
男性E それを二重登録っていうのか。
男性D 素晴らしい制度(笑)。
女性D 京大はムチャクチャなんです(笑)。
外山 そのムチャクチャな制度を廃止したいという当局側のごく当然の意向に……学生が反対するんだ(笑)。
男性D 「当局の横暴を許すな!」とか云って(笑)。
ムッツリーニ そういう運動の方が“戦争反対!”とかよりよっぽど共感できるなあ(笑)。
根本 今はもう二重登録はできなくなってる。ぼくの代がギリギリぐらい。今は全部、ネットで管理されてたりするし。
男性D ネット管理か……。
女性D 今はそうよねえ。
男性D そういう時代になるといろんなことができなくなるなあ。
根本 8年目の4月の時点でぼくは24単位しか取ってなかったからね(笑)。
外山 8年行ってたんだ(笑)。
根本 そう(笑)。西南って何年まで行けるの?
女性D そこらへんはどの大学でも同じでしょう。
根本 8年行けるんだ。
男性D あ、学生が動揺してる(笑)。
根本 アナキストたるや、8年ぐらい行かないと(笑)。
ムッツリーニ 学生運動家ってそういうのが当たり前だって云いますよね。
外山 8年行った末に除籍、っていうのがいいよ(笑)。


女性E 全体的なテーマは、呼びかけと応答、コミュニケーションの希求なのかなあと。
どいの まあ、そればっかりなんですよね。
女性E やっぱり。
どいの いや、意図してたわけじゃなくて、それも桜子さんに云われて気づいたんだけど、云われてみると“通信”のシーンばっかりなんですよ。
外山 桜子が今回云ってたのは、まず劇団側が豪語するとおり今回の作品は“本格SF”である、と。で、“本格SF”の本質というのは“神と電話が繋がらない”というテーマに尽きる、と。
高平(古参スタッフ) 神と電話が……(笑)。
どいの “希求はしてるが、繋がらない”
外山 そうそう。まあそんなこと云い出したら“神とのディスコミュニケーション”は近代芸術共通のテーマで、SFとて例外ではないって話でしかないけどさ(笑)。で、そう云われてみれば確かにとにかく“通信”のシーンが多い。
どいの 多いんだよな(笑)。
高平 そうだっけ?
どいの 2Bの「タータタタタタタ」から始まって……。
外山 百合絵さんは「宇宙防衛軍の仲間と連絡を取り合ってる」し、ちゃあくんに至っては電話ネタを2つもやってる。
女性E メッセージがうまく伝わろうが伝わるまいが、コミュニケーションを求めてメッセージを発し続けていくという、演劇という行為そのものについての決意表明のような……。
どいの うわー、いいなあ。若い若い(笑)。
女性E バカにされてる……。
どいの 若々しい意見だ(笑)。


どいの とにかく“正解”も“不正解”もないんです。
高平 1人1人が正解! ……なんか金八先生みたいでイヤだな(笑)。
どいの そう云われたらそうだが(笑)、でも本当に“正解”がないからさ、ぼくたちのは。金八先生は実は“正解”を隠し持ってるじゃん。
女性E うわあ、それはイヤらしい(笑)。
高平 おれは今回、あのシーンが好きだな。百合絵ちゃんが「伝令!」って叫ぶとこ。あそこでものすごく、来る。
どいの そうか。
高平 疎外感みたいなものも表現されてるし、孤独感もあるし、いいんだよ。
どいの よかったねー(笑)。
高平 “伝令兵”って、第一次世界大戦まで存在したんだよ。“塹壕戦”とか、そういう時代。
どいの 「伝令はどこだー!」って。
高平 他のシーンはあくまで“通信”で、“伝令”とは違うもん。
どいの そうか、だけど“伝令”のシーンも“通信”がテーマっちゃあテーマだね。
女性E 他にもあったっけ?
外山 五月さんも懸賞か何かの当選者と電話でやりとりしてる。
どいの そうそう。
外山 “兄貴の口笛”も受信するし(笑)。
高平 だって共同生活してると閉塞感もあるじゃん。
どいの え? そういうこと?(笑)
外山 “山岳ベース”(ツアー開始前に数ヶ月こもる稽古場のこと)で醸成された無意識の表出にすぎなかったんだ(笑)。外の人たちと連絡とりたいっていう(笑)。
女性E ケータイの電波も届かなかったり?
高平 AUは届かないねえ(笑)。
外山 ソフトバンクも届かなかったよ。
女性E なんだよ。そういう芝居だったのかよ(笑)。
どいの なんてガッカリなんだ(笑)。
女性E さっきの私の解釈、ブログで書こうと思ってたのに。
どいの ぜひ書いてくださいよ。
女性E だって違うんでしょ?
どいの いや、“違う”もなにも、“正解”はないんだっつーの。
外山 “正解”はウチの桜子だけが知っている(笑)。
高平 そう(笑)。
外山 ぼくがあちこちで「どくんご」を宣伝して回る時に、「ストーリーもテーマもないんだけど」とか云うでしょ。そしたら横にいる桜子が、「外山さんは何十回も観てるくせに、まだそんなこと云ってるんですか」と呆れてる(笑)。「まだ分からないんですか!」って。


どいの それにしても今日はずいぶん、打ち上げの時間が短いね。
高平 あっというまに人がいなくなっちゃったな。
外山 今何時ぐらい?
高平 0時。
外山 打ち上げに残った人数はかなり多かったのにね。いつのまにかいなくなってる。
女性E 明日は平日だから。
どいの なるほど。
高平 健全な社会人はみんな帰っちゃった。
外山 ヤクザな稼業の人しか残ってないんだ(笑)。
どいの 福岡公演も終わって、鹿児島が残ってるとはいえ、最後の山場を超えた感じだなあ。次の宮崎まで何日か空いてるから、また上場(高原。稽古場の所在地)に戻って草刈りしなきゃいけない(笑)。留守にしてた数ヶ月にセイタカアワダチソウが敷地じゅうに生い茂ってるから。
高平 まだ全部刈ったんじゃないんだ。
どいの 3分の1も終わってない。
高平 刈った分はもう乾いてるだろうから、帰ったら燃やせるよ。
どいの じゃんじゃん燃やしていかないと。
外山 その“狼煙”が上がり始めると……。
どいの そう。「アイツら、また帰ってきたんだ」って、近所の人たちが(笑)。
女性E 童話みたい(笑)。