消去法で書籍広告が一番充実した『朝日新聞』を購読しているのだが、今朝は自社新刊として『自由訳 イマジン』なんてシロモノが広告されていた。
ふだん「敵の研究を怠ることなかれ」と自らに云い聞かせている私だが、さすがにこれはわざわざ読むまでもなくろくなもんじゃないと分かる。
恥ずかしながら私もジョン・レノンは結構好きなのだが、反戦デモとかで今だに「イマジン」だの「平和を我等に」だの流したがる左翼のロウ・センスを目の当たりにすると、ついつい茶化してみたくもなるというものだ。
実は以下のネタもやっぱり例によって例の時期に着想したもので、具体的な文言をあれこれ検討しながら独房でニヤニヤしていたのだが、いい機会だから完成させて発表しよう。
なんか悪ノリしてるうちにどんどん原詞から離れてしまったような気もするが、でも実際、大枠こんな歌だよなあ。
想像力が権力を奪う(悪意訳「イマジン」)
「英霊」なんかいるわけないだろう
科学的な認識ってやつを身につけろよ
天国も地獄もない
空とか地面があるだけだ
人々よ単に今を生きろ
動物化するポストモダン
労働者に祖国はない
失うものは鉄鎖のみ
命を賭けるに値するものなどない
宗教はアヘンだ
人々よ日々何事もなく
終わりなき日常を生きろ
そんな思考停止したサヨみたいなのは
おまえ一人だけだと君は言うかもしれないが
実はそうでもないんだぜ
君も早く目を覚ましてこっちの世界に来いよ
私有財産の廃止!
同意しないなら君は人民の敵だ
生産力の増大がすべてを解決する
世界は一家 人類はみな兄弟
人民よ今こそ起て
獲得するのは全世界だ
そんな思考停止したサヨみたいなのは
おまえ一人だけだと君は言うかもしれないが
実はそうでもないんだぜ
君も早く目を覚ましてこっちの世界に来いよ