予想どおりといえば実は予想どおりなのだが、ちょっと安心した。
角川の月刊誌『短歌』11月号を買った。
第51回角川短歌賞の結果発表で、すでに先月号で受賞者の名前(と作品名)だけは発表されていたので、自分が受賞していないのは分かっていたのだが、いやしくもコトバの専門家を自負する者として、予選通過もしていなかったらさすがに恥ずかしいなあと思っていたのである。
自信はあったのだが、まあ、とりあえず応募総数624篇のうち、編集部が選んだ33篇のひとつにはなっていた。平塚朗という偽名で応募した、もちろんタイトルは「百回休み」というのがそれである。
ただ、4人の歌人(高野公彦、河野裕子、小池光、俵万智)による最終選考では、まったく話題にもならなかったようだ。
すべて、「期待」したとおりの結果で、たいへん満足である。
獄中で詠んだ百数十首の短歌から、ちょっとつまんないなと自分で思うものから順に削って108首とし、さらにそこから、応募規定に合わせ特に自信のあるものを50首選んで応募した。
はっきり云って、短歌史に残る傑作である。獄中歌、闘争歌は数あれど、このノリのものは他にないと思う。しかも、これ一首で歴史に残る、という名作がひとつ含まれている。予選も通過しないということはあり得ないというくらいには、短歌シーンを信用していた。
が、同時に受賞もあり得ないだろうと自信を持っていた。そんなことがあり得るくらいなら、私はとっくに他の数々の業績でメジャーになっている。現在、私が正当に評価されるようなメディア状況ではないということを、私はもう充分に思い知っている。
私が自惚れているだけなのか、私の自信がまったく正しいのか、そこらへんは今後も毎回末尾連載していく作品の実物で、各自判断されたい。
参考までに、今後は応募した50首に含まれていたものには印(※)をつけておこう。すでに掲載したうち、50首に入っていないのは前回の「刑事さん……」のみである。
ちなみに件の「名作1首」は、応募した50首中49首目。この末尾連載は全108首完全版なので、たぶん百何首目になると思うから、期待して待て。
末尾連載 連作獄中短歌「百回休み」5
※自称記者が自称新聞記事により自称報じたおれの職業