全国各地に“外山機関”を創設せよ

 「九州ファシスト党・我々団」とは別個に“外山機関”を立ち上げる。
 その任務は“外山言説”の普及である。すなわち、都知事選の政見放送をはじめとする“外山関連動画”をただ娯楽として消費しているのではなく、サイトに掲載されている文章や、『デルクイ』を含む著作等にもある程度は目を通し、その内容に完全に賛同するか一部賛同にとどまるかは問わず、外山の言動に対して、政治思想・政治運動としての少なくとも“マジメな関心”を抱いている者をそのメンバーとする。

 メンバーには、以下の“特典”がある。
 ・ネットも含め他では発表の予定がない原稿を掲載した季刊の小冊子を無料で入手できる。それら「原稿」とは、具体的には例えばhttp://www.warewaredan.com/jinteki_folder/090512koryu01.htmlのような、外山が企画した座談会や対談やインタビューの、外山自身によるテープ起こし原稿となる予定である。
 ・各都道府県において毎年1回おこなわれる、外山自身も出席しての「交流会」に優先的に参加できる。


 といっても、すぐに上記2つの“特典”を加盟希望者全員が享受できるわけではない。

 例えば××県から数名の加盟希望があったとする。
 うち1人を××県の外山機関の代表とする。仮にA氏としよう。
 A氏は、××県において、定期的に(できれば月1ペースで)××県の外山機関メンバーの会合を開催する。毎回、サイトや関連書籍に掲載されている文章からテキストを選び、メンバーは当日までにそれを読了してくるものとする。会合は単なる茶話会・飲み会でよく、テキストに沿って議論するなどの必要はとくにない。ただ、会合を重ねるにつれ、主要メンバーが全員読んでおり共通の話題としうるテキストが分量的に蓄積されてゆけばよい。
 A氏には、外山関連動画を収録したDVDが1枚送付される。A氏は、主要メンバーにそれをコピーして配布する(実費を徴収してもよい)。DVDを所持する、A氏を含む主要メンバーは、それぞれの経済的余裕の許すかぎりにおいてそれをさらにコピーし、周囲の、外山を知らない者や知っていても政見放送だけという者に配布して(この場合は対価を求めないほうがよかろう)、外山機関への勧誘をおこなう。
 A氏には、前記の季刊小冊子が必要部数(××県のメンバー数)プラスアルファ程度が毎号送付される。A氏は定期会合の参加者にそれを配布する。
 A氏は、××県において毎年1回おこなわれる「外山本人を招いての交流会」を主催する。外山の交通費・滞在費として参加者に各1000円の負担を求める他は、××県の活動状況に応じた内容・形態としてよい(例えばいかにも講演会的な内容としてもよいし、単なる茶話会・飲み会としてもよい。また会場費などを前記「各1000円」と別個に設定してもよい)。この交流会への参加資格をメンバーのみに限ってもよいし、広く参加を募ってもよい。
 2012年5月末から7月にかけて、外山は全国各地の大学を回る“講演旅行”を敢行予定である。2012年の「外山本人を招いての交流会」開催は、その日程に合わせて何ヶ所かでおこなう予定である。13年以降も、おおよそ同時期に、全国を一気に回る形としたい。


 ……というふうに構想しているから、各地にまず外山機関が創設されないことには、季刊小冊子の送付もできないし、交流会の開催準備を委託することもできないのであるが、いずれにせよまずは加盟希望者を募る。

 加盟を希望する者はメールで連絡してほしい。

 その際、当然のことながら居住している都道府県名を明記すること。また、同じ都道府県から他に参加希望があった場合に、その者にメールアドレスを知らせてよいかどうかも。


 これまで、首都圏や関西で、外山が時折自ら「交流会」を企画・主催していたが、今後そうしたことはやらない。例えば首都圏での交流会の企画・開催も首都圏の外山機関に委託することになる。
 また、これまでのその種の交流会では、その場の1回かぎりの交流となることが多く、したがって参加者の顔ぶれを外山はいちいち覚えきれないし、後に何も残らず、無意味に思われてきた。今後は、各地に“外山言説にマジメな関心を抱く者”の交流圏が日常的に存在しているようにし、それぞれにまとめ役を置いて、これまでのような一過性のイベントに終わらない関係を構築していくための、今回の構想なのである。